大正4年(1915年)創業。宮下酒造は、社是「限りなき挑戦」を信念に郷土岡山の風土の中で特色のある日本酒を造り続け、地ビール・焼酎・梅酒・ジン・ウイスキーなども製造・販売する酒造会社。岡山三大河川の一つである旭川の伏流水と岡山県産の酒米を使用し、伝統的な備中杜氏の技術を用いて日本酒造りを行っています。代表銘柄「極聖」は全国新酒鑑評会で9年連続金賞ほか国内外の数々のコンクールで金賞や最高金賞に輝いています。
本社敷地内には、自社の酒と料理を楽しめる「酒工房 独歩館」・岡山蒸溜所・後楽園ブルワリー・酒蔵などがあって様々な酒造りを見学することもでき、お酒の魅力をより深く感じていただくための取組みを行っています。
酒工房 独歩館 https://www.doppokan.jp/
「おかやま自然栽培(当時は木村式自然栽培)との出会いは、髙橋啓一氏(NPO法人の理事長)とお会いし、取組みを教えていただいたことからです。シンポジウムや生産者の方々との交流で自然栽培の趣旨の理解を深める中で、将来性を秘めた自然栽培米を原料に使用して“新たな挑戦をしてみよう”と考え、2013年から「奇跡のにごり酒 木村物語」を醸造開始。
そして2021年に誕生したお酒が『純米大吟醸 天地(あめつち)のかなで』です。独特のうまみが感じられるのが自然栽培ならではの良いところ。そして、原料であるお米のポテンシャルをいかに余すことなくお酒にできるかが、自然栽培ならではの難しいところですね。
自然栽培のお米を使った商品は、高品質な食品やオーガニック食材を扱う食料品店などで興味を持たれることが多いので、新たな販売先の開拓につながります。今後も注目していきたいと思います」(宮下酒造・宮下晃一専務)
第105回の備中杜氏自醸清酒品評会 第1回JA全農 岡山米特別奨励賞 第4位を受賞しました。
左から宮下酒造の林営業部長、宮下専務、杜氏の岡﨑製造部長
ともに自然栽培ならではの豊かでまろやかな味わいと華やかな香り
左:「木村物語」にごり酒/清酒 淡雪のように白いお酒はグラスに注ぐと大変美しく華やぎます。
右:奇跡の焼酎「木村物語」 焼酎としては珍しくスッキリとキレイなので、梅酒などの果実酒をつくる際にもオススメです。
天地(あめつち)とは、大自然そのもののこと。生態系のなかでは生きとし生けるものすべてが役割を持って網の目のようにつながっています。「自然栽培」によって大自然の豊かな調和がさらに拡がっていくよう願いを込めて、関わりあうすべての命への感謝の想いで醸す日本酒であることを、「天地(あめつち)のかなで」のネーミングに込めています。
このお酒は精米歩合48%まで磨き、米・米麹・水のみの日本古来の製法で造られた純米大吟醸です。お米の品種≪朝日≫の上品な甘みと奥ゆかしい旨味を活かしながら、すっきりとした仕上がり。華やかな香り、優しい甘みと穏やかな酸味もあり絶妙なバランスが魅力です。
お客さまからは「爽やかでフルーティな香りがしてとても美味しかった。さっぱりとしているのでどんな料理と一緒に飲んでも楽しめた。日本酒が苦手でしたが、飲みやすくてびっくりしました」などたくさんのご感想をいただいております。
( NPO法人岡山県自然栽培実行委員会では、
自然栽培で育てた岡山が誇るブランド米≪朝日≫を、より多くの皆さまに知っていただき味わっていただきたいという想いから、様々な取組みを行っています。このたびは岡山の宮下酒造さまとコラボレーションして「純米大吟醸 天地のかなで」が誕生しました。
また、弊社 木村ワールドでは、
「天地のかなで」の販売に先駆けて、アタラシイものや体験を応援購入するウエブサイトMakuakeにおいて2022年4月に予約販売を開始。公開初日で目標金額を達成し、最終的に224%を達成しました! )