木村ワールドについて

地球で生きる皆さまとともに

安全で安心な食をお届けするのはもちろんのこと
「自然栽培」でこの地球の環境をまもりたい。
生産者の安定的な収入を確保して
永続的な営農を支援し
たくさんの新規生産者の方々にも
参加していただきたい。
これが私たちの想いです。

何よりも大自然の摂理を大切にする
「おかやま自然栽培」の田んぼでは、
多種多様な生きものたちが集って
豊かな生態系が復活し、
さらなる進化を遂げています。
大気や水のめぐり、海にも大きな影響を
およぼす農業だからこそ、
地球がいま
「自然栽培」を必要としているのだと感じています。

田んぼはすべてにつながっています。
大自然の一員である私たち人間の心身とも
深いつながりがあります。
一人ひとりの想いや活動が
線となって結ばれて集い、輪となって
「自然栽培」が日本中、世界中により速く大きく
拡がっていきますように。

ご賛同くださる皆さまと、この活動を
よりいっそう進めていきたいと考えております。
今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社 木村ワールド

代表取締役髙橋啓一

オフィスはNPO法人岡山県自然栽培実行委員会とともに、「おかやま自然栽培」の田んぼを有する敷地内にあり、“田んぼの一年”を日々観察して自然界の営みの素晴らしさを実感しながら、仕事をしています!

「おかやま自然栽培」
サイト

このたび木村ワールドでは、「おかやま自然栽培」をできるだけわかりやすくご説明することで、農産物を扱ってくださる方々から消費者の方々まで、すべての皆さまのご理解に役立ちご賛同いただけたらと願い、この「おかやま自然栽培サイト」を立ち上げました。

ここをメディア(媒体)として、生産者・お米を使った商品の製造会社・商品の販売会社・飲食店・保育園や学校関係の皆さま、全国の自然栽培のなかま、そして皆さまの一覧・皆さまの声などを掲載しています。「おかやま自然栽培」の全体像と詳細をご覧いただき、私たちの志や想いや活動をお伝えすることで、皆さまとのつながりを大切に育んでいきたいと思っております。 “作る・選ぶ・食べる・応援する”、多方面から「自然栽培」にご参加いただけたら大変嬉しいです。

(なお、「おかやま自然栽培」についてのより詳しい内容などは、NPO法人岡山県自然栽培実行委員会のサイトをご覧いただければと思います)

社名の由来

木村ワールドの社名には、関係者から意見を集め「木村秋則さんが提唱する“自然栽培”という取組みを世界中に拡げたい」という想いを込めて、木村ワールドといたしました。

活動内容

自然栽培の魅力を広く発信するとともに、自然栽培の普及と拡大を目指しています。NPO法人岡山県自然栽培実行委員会の認定するほ場で生産された農産物、並びにそれを主たる原料とする加工品の販売を行っております。
また、「発芽玄米ごはん」「玄米黒酢」を始めとする「おかやま自然栽培」シリーズの商品開発をして販売も行っております。

コンセプト

「大自然とともに生きる」これが私たち木村ワールドのコンセプトです。
生産者から消費者の皆さままで、かかわるすべての人々が自然や田んぼとつながることで、心豊かな生活を創造してくださるとしたら、私たちにとってこれほど嬉しいことはありません。

ONLINE
SHOP

「おかやま自然栽培」のお米をはじめとした農産物や、それらを原材料として各メーカーが製造した加工品を豊富に取り揃えており、お好みで自由に組み合わせてご購入いただけます。一人でも多くのお客様に、「自然栽培」の素晴らしさを知ってもらい、感じてもらえるように想いを込めてお届けしています。

沿革

2010年 8月:NPO法人岡山県木村式自然栽培実行委員会を設立
11月:NPOの販売会社として株式会社木村ワールドを設立
「木村式自然栽培米」取組み開始
菊池酒造株式会社様、「奇跡のお酒」醸造販売開始
2011年 なんば桃園様、「木村式自然栽培 桃」取組み開始
2013年 有限会社まるみ麹本店様、「奇跡の味噌」製造販売開始
宮下酒造株式会社様、奇跡のにごり酒「木村物語」醸造販売開始
2014年 自然栽培ワインプロジェクト 取組み開始
2018年 渡辺酒造本店様、「沙沙」醸造販売開始
城北麺工株式会社様に製造委託し、「発芽玄米ごはん」開発・販売開始
センナリ株式会社様に製造委託し、「玄米黒酢」開発・販売開始
2019年 「木村式自然栽培 WINE」販売開始
2020年 船越耕太MOKU様、「玄米珈琲」販売開始
2021年 宮下酒造株式会社様、「天地のかなで」製造販売開始
2022年 合同会社秋本ドアーズ様、「Rice Snack」販売開始
2023年 11月:NPO法人岡山自然栽培実行委員会に法人名を改称
12月:NPO名称変更に伴って「おかやま自然栽培米」に表記を変更。
お米袋や「おかやま自然栽培」シリーズの商品パッケージの刷新。
「おかやま自然栽培」サイトを開設。

おかやま自然栽培の物語
~「自然栽培」との出合い~

(株式会社木村ワールド社長の髙橋啓一は、NPO法人岡山県自然栽培実行委員会の理事長、そしてすし遊館(株式会社やまと)の会長を務めております)

〜1つのりんごが結んだ「自然栽培」への取組み〜

「自然栽培」は、肥料・農薬・除草剤を使わずりんごを栽培するのは不可能といわれるなか、長年の苦労の末にそれを成し遂げた、青森のりんご農家・木村秋則さんが提唱する栽培方法です。
我々が「自然栽培」とともに歩む道は、ある日、回転寿司チェーンの経営者である私が一つのりんごに出合ったことから始まりました。それは、私の次男(現 すし遊館社長)が、志を勉強する研修で青森の木村さんのりんご園を訪れて持ち帰ったりんご。みんなで分け合い食べてみてその美味しさに驚き、木村さんの深い想いと取組みの意義に感銘を受けました。

1977年の創業以来、私どもは「握りの味は、ネタ4分にシャリ6分」をかかげてシャリの研究を続けてきました。そしてちょうどこの頃、会社の方向性を再考しており、これから進むべきは安さの維持追求ではなく、美味しさとともにお客さまに付加価値の高い商品をご提供できるようにしたい。そのためには“価値のあるものを高く買って高く売る”ことが大切だと考え始めていました。

そんななか木村さんの提唱する「自然栽培」に出合ったのです。

「自然栽培」は、企業責任として大切な美味しさと食の安全・安心の確保の両立によってお客さまに喜んでいただけるだけでなく、大自然の生物の多様性をまもり、生態系の維持や復活・環境保全をすることができます。

また、農業従事者の方たちにとっては、「自然栽培」は付加価値が高いだけでなく、稲を育てる資材の費用が不要となり自らの収入を増加させられる。経済的にも持続可能な農業となれば後継者への引継ぎも可能となるでしょう。そして「自然栽培」によって人々の健康や環境保護への貢献をすることを通して、社会的にも誇りをもっていただけると思うのです。

食の安全・安心、地球の環境保全、永続的な農業。
お米を大切に想い扱う会社としてやるべきことは、まさに木村さんのやっている「自然栽培」と合致する。「自然栽培」は、全方位を満たす素晴らしいものであると思い至ったのです。

そして経営者としての考えから、「自然栽培」を確立していくためには、お米を生産していただくとともに販売の販路もあらかじめ確保した全体的な仕組みが必要だ、それをつくろう!と思ったのです。

~NPO法人と木村ワールドを設立~

私は農家の四代目。家族で食べるお米を作っていたので、まず自分自身で木村さんの「自然栽培」を実践してみました。田植えからしばらくの間あまり大きくならない稲に気苦労しましたが、50日を過ぎるとぐんぐん成長して隣のおじさんも驚くほどの豊作となりました。稲はまず先に土の中で根を張り巡らせていたのですね。収穫したお米は思っていた以上に美味しくて粒も大きく見事なもので、とても評判になりました。
こうして「木村さんの言う通り、この方法でできるんだ!」と確信しました。

そして、農家の仲間たちもお願いすると「わかった、やってみるよ」と自然栽培でお米を作ってみてくれました。今へつながるこの道は、立ち上げの時期に賛同してくれた仲間たちの快諾と挑戦があってこそ。心から感謝しています。

木村さんの本読んでお米の栽培をしたり、自然の摂理を勉強したりしながら「自然栽培」の本質を理解するにつれ、「この栽培はやっぱり特別なのだ。お米の高い品質・食の安全と安心・環境負荷の軽減・企業の社会的責任など、ほんとうに多くのことを叶えるものだ!」とさらに確信することができたのです。

そして広島県福山で木村さんの講演会が開かれることになったので、早速、経営者仲間や友人・知人や農家さんたち、そしてすし遊館で20年ほど取引させていただいている岡山パールライスさん・農協さんにも呼びかけてみんなで参加しました。

「リンゴに比べたら、お米の自然栽培は難しくない。お米で日本を変えましょう」という木村さんの優しくも凛と胸に響いてくるその言葉に聴き入ったのち、みんなの意見は「これは本物だ!」で一致したのです。

そして、いよいよ「木村式自然栽培」のお米作りへ向けて始動。木村さんにも連絡を取ってご快諾いただき、講演会の6日後というスピードでNPO法人をみんなで立ち上げるに至ったのです。

  • 2010年8月NPO岡山県木村式自然栽培実行委員会を設立(現・NPO法人岡山県自然栽培実行委員会)
  • 2010年11月株式会社木村ワールドを設立(NPOのお米を始めとする商品の販売・企画会社)

私たち有志の思いは、「農業従事者に対する技術指導や啓発活動を行っていきたい」「安心できる農作物を流通させることで、食の安全を提供するだけでなく地域の活性化をも支援していきたい」「自然栽培に関連した活動を通して、環境保護にも貢献していきたい」に一致し、行政・企業・各種団体との連携・交流を深めながら行っていきたいと考えました。

岡山県内のJAグループ・全農・岡山パールライス様にもご参画いただいて、生産者×流通業者×消費者によって構成された団体、NPO法人岡山県木村式自然栽培実行委員会(現・NPO法人岡山県自然栽培実行委員会)を立ち上げ、私、髙橋啓一は理事長に就任。販売会社も設立し、皆さまと力を合わせて取組んでまいりました。

木村秋則さんにもご相談して、お米の品種は歴史ある貴重な在来種≪朝日≫としました。そして岡山県にお越しいただいて木村式自然栽培を米づくりに応用した農業指導を直接受けながら、生産から流通まで一貫体制を構築してまいりました。

JA様のご協力により高い品質管理が実現できていることは稀有なことであると思います。田んぼに投入する農業資材を購入しないにもかかわらず、「自然栽培」を多様な農業の選択肢の一つとしてとらえ、自然栽培に取り組むJA組合員を公平にサポートしてくださっているのです。

こうして、生産・消費はともに年々拡大し、美味しさとともに健康を気遣うたくさんの消費者の皆さまに召し上がっていただいております。「自然栽培」を取り巻く皆さまからの応援をいただいていることは、私たちにとって何より幸せなことです。

そして、この岡山県の「自然栽培」の取り組みは大きな注目を集め、日本の中でも先進的な事例として知られるようになりました。

~そして、「おかやま自然栽培」の確立に向けて~

このたび2023年11月にNPO法人名をNPO法人岡山県自然栽培実行委員会へと改称する運びとなりました。

おかやま自然栽培について(NPO法人岡山県自然栽培実行委員会、株式会社木村ワールド)

木村秋則さんの「自然栽培」に感銘を受けて2009年にNPO法人設立準備会を結成し、約1年間に渡る準備期間を経て、2010年にNPO法人岡山県木村式自然栽培実行委員会を設立しました。そして木村さんから自然栽培を米づくりに応用した農業指導を受け、工夫を重ね技術を磨いてまいりました。

当初から「岡山ならではの自然栽培を確立し、そこでわかったことを教えてください」と木村さんからお言葉をいただいていたこともあり、一年前から準備を進め、2023年11月、法人名をNPO法人岡山県自然栽培実行委員会に改称いたしました。これにともない令和5年産米の切替時期より、NPOと木村ワールドが取扱う自然栽培米は以下の表記となりました。

旧商品名:木村式自然栽培米
新商品名:おかやま自然栽培米

気候風土にあった“岡山県ならではの自然栽培”=「おかやま自然栽培」を確立すべく、今後も木村さんや有識者の先生方からアドバイスをいただきながら、より多くの生産者の方々にお米づくりに取組んでいただけるよう研究を重ねながら歩んでいく所存です。

木村ワールドでは、引き続き木村さんに顧問をしていただいております。

私たちは
この「おかやま自然栽培」とともに
岡山から日本から
“農業維新”を起こしたい!

この想いをあらたに、これからも
皆々さまとのつながりを大切にして、
NPO法人岡山自然栽培実行委員会と
株式会社木村ワールドの協力体制で、
なおいっそうの努力を重ねて
取組んでいきたいと思っております。
今後ともご支援のほど
なにとぞよろしくお願い申し上げます。

@Okayama Shizen Saibai All rights reserved.