肥料・農薬に頼らず育てたぶどうを使用し、酸化防止剤を加えずに醸造しました。

【2019】は、マスカット・ベリーＡ、キャンベル、スチューベンを使用しており、アルコール度数は8％。製法としては皮や種もいっしょに発酵させた赤ワインですが、淡い色合いとなりました。

渋みは少なく軽い仕上がりで、すっきりとした、雑じりっ気のない自然な味をご堪能いただけます。

原料のぶどうは、NPO法人岡山県自然栽培実行委員会認定の水稲生産者さん約10名が、水稲栽培と並行して自然栽培でぶどうを育てています。

お米作りの閑散期に作業を行えること、水田の脇などの小さなスペースを活用できることなどから、水稲生産者さんの収入確保に貢献できる商材として、NPO法人設立当初より、自然栽培によるぶどうによってワインを作ることを目標としていました。

岡山県は、元々、桃・ぶどうの栽培が盛んな地域です。自然栽培での桃づくりは一足早く取り組みを開始し、ここ数年安定した商品をお届けできるようになりました。

一方、ぶどう作りは2014年から開始し、2019年収穫分のぶどうから初めて、商品としてご案内できるワインを作ることができました。

まだまだ未熟な仕上がりではありますが、岡山県木村式自然栽培実行委員会はじめての記念すべき初々しいワインを「First Vintage 2019」と名付けました。